■ 展覧会の計画と考察について ■

 展覧会とは自分の作品を通じて人間関係を充実させることでもあります。また自分の世界観を一度

 アウトプットして客観的な考察をしてみる機会でもあります。

 個展でもグループ展でも準備する方法は多少違いますがアトリエや自宅で制作した作品をギャラリー

 に持ち込んで自分の意識世界で臨場感空間を創造するということです。

 多くの場合ギャラリーでの展示期間は搬入に1日、開催期間に6日間という単位が通常となります。

 (もちろん今まで制作してきたものを短期間発表するという場合もあります。)

 これは来場者の方に来てもらいやすくするということも一つですが、作家が夢中に制作してきた作品

 を少しづつ客観的に見ることが出来る期間でもあります。作家は制作している時はもちろん搬入し展

 示している瞬間まで自分の作品と意識のコンタクトをしているのです。そして開催期間が1日2日と

 流れていくなかで自分の作品が少し過去の自分の意識だったことを感じていきます。作家にとって

 展覧会というのは搬入が終了したら7〜8割仕事が終わったことになると良くいうのですがそこからは

 作家の頭はつぎの制作へのしばしの休憩期間でもあると思います。展覧会中は自分の作品が様々な人々

 の目に触れ自分も作品について語らううちに一つの臨場感世界を作り上げることが出来た自分の意識に

 満足していけるものです。

 アーティストにとって個展やグループ展開催期間中の会場は自分自身の日々の活動の集大成であり人生

 の一大イベントでもあります。よくアルバイトや就職する際に履歴書というものを提出することがあり

 ますが学歴を記述することが多いかも知れません。アーティストにとっては学歴はその準備期間、助走

 期間でしかありません。社会というフィールド、そして地球と言うフィールドでなにを考え何を目的に

 活動してゆくかという積極的な行動こそ評価されるべきことです。そしてアーティストが自分の世界観

 を作品と言う形で発表した事実はりっぱな経歴となるのです。

 

 いきなり個展はむりというひとには・・

 ART-MANgalleryでは年に4回、春展・夏展・秋展・冬展を開催しています。いきなり個展を開催する

 にはまだ時間のほしい方や個展開催の合間に来場者の幅を増やしたい方にはお薦めのグループ展です。期

 間中にはささやかなパーティーも開きますので他の参加作家とも交流ができます。また、DMハガキの制

 作や告知についてもある程度ギャラリー側がやってくれるので作家は作品に集中しやすいと思います。作

 品についての簡単な審査がありますが参加をご希望の方はお気軽にお問い合わせください。

 

 展覧会までの流れ(一例です)

 |開催日時・期間を決める

 展示の日時を決めることで自分に目標が出来ます。ギャラリー側に大体の空きの予定を問い合わせ

 しておき打診だけしておいてもいいでしょう。グループ展などで参加メンバーが複数の場合には打診

 しておいた日程で連絡をまわしある程度開催できることが決まったら改めてギャラリー会場を予約す

 ればいいのです。

 

 }いくつの作品を制作するのか考える

 グループ展や個展によって出品作品数は違ってきますが作品数はあらかじめギャラリー会場を見学し

 てグループ展なら参加人数、個展なら一点の大きさなどを考慮して出点数を考えるといいでしょう。

 作品数が決まったらテーマを決めていよいよ制作準備をしてゆきます。

 

 ℃ゥ分の現在の意識をイメージしてどう作品化出来るか考える

 作品に対する全体の大まかなコンセプトを置きそれから個々の作品でどうそれを表現してゆくのか

 考えてゆく。

 例えば、全体のテーマが「最近の自分」だとすると10点の作品で心・身体・欲望・考え方・未来の夢

 うれしさ・楽しさ・誇り・カッコよさ・気持ちのいい世界などとイメージして制作してみるのも良い

 でしょう。もちろん制作するテーマはあなたの自由です。思いっきり思い込んだ世界でもかまいません。

 全体の大まかなコンセプトは作家にとっての自身のテーマともなりますので他者に発露する意識として

 自分に恥じないものであればいいのです。自分が自信をつけるにはより一度大きなテーマ

 「宇宙意識での共存」とか「人類の自由意想に向けた抽象画」

 「太陽エネルギーを利用したアート制作」(あくまで思いつきですが)といったことを考えてみることも有

 効だと思います。

 

 h黷ツ一つの作品テーマについて思い付いた順番に「エスキース」を行います。「エスキース」とはアーテ

 ィストが何かのインスピレーションで発生した脳内情報のことで主に想像したりこれを書き込む行為のこ

 とをいいます。下絵やスケッチ・見取り図・ときには文章でもあります。これをまっさらなノート、私は

 ¥300前後で買える70枚シートや100枚シートのドローイングペーパーに水性ボールペンでよく描いて

 います。エスキースは作品化する手前の構想イメージですので思い付いたらすぐ描けるメモ帳や広告の

 裏地でもかまわないのです。アーティストやそうでない人も普段からエスキ−ス的行為を身につけて人生

 への次ぎへのビジョンや計画を自由に立てることが未来に多くの喜びをもたらしてくれるはずです。 

 

 ヱ蜻フの展示の骨格が見えてきたらいよいよ作品の制作に掛かります。必要な絵の具や集中できる環境を

 自分で作ってゆき、エスキ−スなども参考情報にしながら作品制作の醍醐味に入っていってください。

 

 рアこまでくればあとは展覧会が成功するイメージだけを持って作品制作の合間にDMハガキの発送や知っ 

 ているお店にハガキを置いてもらったりしながらモチベーションを上げてゆけばかならず展覧会は成功

 します。どんな展示会であっても現在の自分を知るということが出来ることで展示会は成功なのです。

 

 

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